漁師のモーニングコール
これ面白い。
何が面白いって、
・ ある人にとって手間なくできることでも、他の人にはものすごい価値があることを見つけたこと
・ ネットの時代だから、と、無機質な「自動音声メッセージ」とかではなく、敢えて「双方がリアルにコミュニケートする電話」にしたこと
何より、
・ たった5人の漁師さんの協力でサービスインさせている状態のこと
というのが個人的には気づき。
しっかり準備して、ある程度の人数を揃えて、ということではなく、リーンにスタートさせる実例として面白いなぁ(たぶん実際はキャンペーン的に期間限定でやっているのだろうけど)。「このくらいの規模でもよいのなら、自分でも何かできるかも!」と思わせてくれる。
例えば定年して田舎で暇を持て余している自分の親を題材に、新しい価値を考えてみるのはどうだろう。趣味やブログ等に没入させたままにするのも良いけれど、何かに使えないかなあ。
考えた人、実行した人に拍手!
「病児保育」を整理する(そしてシミュレーションする) の、その後。
今回は1年前に書いた「病児保育」ネタです(画像は再掲);
==================================
手入れもせずに放置しているこのブログですが、ふとアクセス数を見たところ、PVの73%を一つの記事が集めていました(といっても%より実数で見た方が早いくらいの数 汗);
この記事。1年前ですね。
ふーん、確かにトレンドワードは入っているけれど、なんでこんなに集中したのかな、と思って調べてみたら、おやおや、このブログを紹介してくれている(酔狂な)方が…
anemogブログで書いていた、KidsLine(キッズライン)の代表の方ですね。ってかよく見つけたなぁ。感心。笑
さて、折角なので、あれだけシミュレーションした後、実際どうしたかも書いておきます。使ってみたレポートも書こうかな。
と言いつつ…
《結局…病児保育サービスは一つも使わなかった!》
っておい!
あれだけ比較しておいてなんだよ!
そうなんです。あれだけ比較して年間コストのシミュレーションもしておきながら、使っていません。
正確には、
1. Florence(フローレンス)の登録を試みる
2. 「入会希望者多数のため現在入会停止中」と言われる(Webページに)
3. HoneyClover(ハニークローバー)のスポット利用をバックアップとして想定しながら、Florenceの翌々月入会の申し込みを行う
4. 抽選に外れて再度その翌月の申し込みを行う(が、これも外れる)
5. そうこうしているうちに時間が経ち、その間(この間約2ヶ月)に子どもが2回ほど発熱するも、たまたま親族(妹)が休みを取れたので対応できてしまう
6. この2回で子どもが妹になついてしまい、妹も悪い気がしなかったらしく積極的に休んで対応してくれるようになる
7. ふとFlorenceとHoneyCloverを思い出すも、「1日あたり約2万円」に(改めて)ヒヨり始める(妹来てくれるし!)
8. その上当初思っていたほど子どもが病気にならなくなり(喘息だったけど梅雨を乗り越えたこともあり)、わざわざ外注する意義を感じづらくなり検討を中止
…という流れでした。
検討からの離脱。あるあるネタですな。検討期間が長引けば長引くほど、他の要素や環境変化で利用ニーズが薄れていくという。
もし「2」の時点でFlorenceに登録できてしまっていたら、今でも使っているかもしれない。という意味ではFlorenceにとっては機会ロス。でも「入会希望多数」らしいから大丈夫でしょう(w
《「病児保育」について改めて感じること》
今回、妹という伏兵、じゃない助っ人、がいたおかげでこのサービスは使わなかったわけですが、実際に使う直前まで至ったことで、逆に、自分にとっての「病児保育(あるいはベビーシッターサービス)を依頼する際の不安」も見えてきました。
正直なところ、一番大きかったのは、子どもを預けて大丈夫かな、という不安感よりも、「子どもにかかるストレス(への不安)」。
共働きをやっていると、普段から子どもを色んなところに預けて過ごしているわけです。保育園、プレスクール、じじばば宅等々。たまーに子どもを見てくれるスタッフのいる遊び場にも行ったり。
なので、「子どもを誰かに預ける」ということ自体は慣れている。運営元や実際に子どもに接する人がちゃんとしていれば、あとは多少のトラブルは仕方ないと割り切っているし。
なので、前回の記事に挙げたような会社が運営しているサービスであれば、まぁある程度信頼してお願いしてもよいかと思います。
なのだけど、病気で元気のない、ただでさえストレスの溜った子どもに対して、ほぼ初対面の人と1日過ごしてもらうというのは、無理ではないけれどやっぱり避けたい…
子どもへのストレスを減らしてあげたいというのもあるけれど、実際は1日終わってストレスの溜った子どもと過ごすことの(自分の)ストレスを避けたい、というのが本音かも。
仕事を高速で終えてダッシュで家に帰ったら泣き叫ぶ子どもたち、という絵は実にキツい。(いやーただでさえ仕事だけで限界なのに。笑)
つまり、せいぜい月に1回くらいお願いする程度だったら正直逆効果的な部分もある気が。
もし週に1回ペースで家に来てもらうのであればありかもね。そんなに病気になって欲しくないけれど。
あるいは、他のサービスと組み合わせて、(子どもが慣れている)同じ人!というのであればアリかもしれない。
例えばベアーズは家事代行サービスをしているから(実際ちょっと使ってみています)、その家事代行をしてくれる人と同じ人が、ベアーズの「キッズサービス」で来てくれるんだったらいいよね。
そう考えると、前回の記事でたくさん紹介したベビーシッターサービスの会社の中でも、「ベビーシッター」に留まらない訪問型サービスを提供しているところが有望なのかも。
ビジネス的にも、「ベビーシッター」特化だと、折角作ったロイヤリティも2-3年で消えてしまうから勿体無い。
「子どもが大きくなった後」あるいは「生まれる前」に必要とされるサービスも、ラインナップに揃えた方が良さそうね。
と、勝手につぶやいてみて今日はここまで。
今度、家事代行サービスについて書いてみようと思います。(お、予告だ。)
英語教育、からの、HomePodをほのめかしてくれるSiriさん(シリあそび)
子ども(幼稚園〜小学校低学年)の英語教育を考えている今日この頃。
まずは日本語をしっかり伸ばすことは思考能力を深めるためには第一なのでそれを優先しているけれど、「プラスアルファ」で英語に触れるくらいのことが出来ていると(英語に限らないけれど、日本語以外の言語をある程度認識出来ていると)それは今後必ず視野を広げてくれると思うので。
ただ、別に今の時点で「英語」に(親の)時間とお金を投資すべきではないと思ったので、塾通いとかDVD教材とかは考えておらず。
というときにたまたま書店で「英語で子育て」的な本が目につきました。
結構「子供とは四六時中英語で会話」みたいな本もあり、ちょっとそれはやり過ぎ(まだまだ教えたい日本語がたくさんあるので)だけど、確かに1日の中で(もしくは1週間の中で)数時間決めて、その間は家の中で英語で話す、とかはあるのかも。パートナーの協力が必要だけどね。
で、パートナーと言えば…で思い出したのが、Appleのパーソナルアシスタント、Siri様。
コイツを英語で使うようにすれば(子供も使えるようにすれば)、英語を使う必然性が出来て、ちょっとずつ長続きするかも。
まずは「天気チェック(What's the weather for today in xxxx)」、「目覚ましセット(Set an alarm for ...)」、「Podcast再生(Play Podcast)」くらいを使わせてみよう。
調べてみると、Siriを英語設定にして英語練習に使う、というのはやっている人もいるみたい。
自分でも色々試してみたら結構楽しい。Siriがリリースされてから早6年、認識精度も年々向上している様子なので、ちょっとこれを使ってみよう。
ということで、試しに、Siriに質問ぜめでいろんなことを試していたら、ある質問にこんな返事が帰ってきたよ。
「Siri、ドア開けて」
「うーん、何も繋がっていないので…。でも何かをセッティングすれば、家を…コントロールできるかもね」
ん?
家を?
コントロール(Rule)?
もしや。これのこと? 昨日のWWDC2017の、Apple発のホームスピーカー(スマートスピーカー?)、HomePod。Amazon Echo的なアレ。
WWDC前にこの返答するようになっていたのかなぁ(脚注1)。ってかHomePodでドアコントロールできる可能性あるのかな。スマホで鍵を開けるスマートドアとかだったらありか。
悪ノリしてもっと聞いてみた。
「Siri、電気消して」
「うーん、(同上)」
「Siri、ドアの鍵かけといて」
「うーん、(同上)」
「Siri、テレビつけて」
「うーん、何も繋がってないみたい。でも何かセットアップしてくれればできるよん」
あ、言い方変わった。
「Siri、窓開けて」
「うーん、(同上)」
え。窓も開けられるのかい。うーんなんでもできると言っているのかも。ちょっと意地悪な質問してみよう
「Siri、野菜切って」
「『野菜切って』について調べてみました」
ははは、さすがに「野菜切って」は無理ね。笑
「Siri、部屋キレイにして」
「うーん、何も繋がっていないっぽいけど…設定してくれれば、お伴します!」
おー。これはロボット掃除機とか連動するイメージかな。よし、次。
「Siri、シャツ洗って」
「え?俺が?」(男性の声に設定してます)
あ、すごいイヤそう。いや、洗濯機とか動かせるかなと思ったんだけど。あ、洗濯機って言ってみよう。
「Siri、洗濯機回して」
「え?俺が?(2回目)」
がーん。断られた。
という感じでした。
HomePodについて知ってる?とダイレクトに聞いても「Appleのウェブサイトでわかることが全てだよ」と返されちゃったけど、こうして聞きまくってみると、Appleが何をHomePodで繋げようとしているのかがわかる…かもしれない。笑
脚注1:
気になって調べたら、どうやら2年ほど前からこの返答はされていたのだね。当時はSiriとHomeKitとの連携か?と言われていたみたい。
まぁ、いずれにせよ、紙の時代からPCの時代になり、PCの時代からスマホの時代になり、今後は音声入力だ!と息巻いている人たちが多いので、(機械に向かって話すのが恥ずかしいと言わずに)今のうちに音声入力に慣れておくためにも、もうちょっと使ってみようかな。
資産運用(NISA投資信託・ロボアドバイザー・BitCoin)をはじめてみた
資産運用初心者が通るよ〜
さてさて、数年間がむしゃらに働いたおかげで、ある程度の貯金が貯まってきたanemogです。
これまではひたすら「稼ぐ」ことばかり考えていたので、それをどう「運用する」かはノーマーク。いや、正確に言うと、一時期100万円を元手にFXに手を出してみたときに、レバレッジを効かせてあっという間に数十万の損失を出したので、資産運用は怖くなって手を出せずにいました。そんな人も多いかもね。
という経緯はありながらも、さすがに利率0.01%の世界にずっと数百万円のお金を眠らせておくことがあまりにもったいない、と思い直し始めました。
とはいえ、こちらは資産運用超初心者。何をすれば良いのか分からない。勉強する時間も余裕もありません。事前に完全にリスクヘッジして一つに絞るなんて無理。デイトレーダーみたいな「ガチ」でやっている人たちと張り合うのも無理。
逆に「ガチ」な人たちと比べて競争優位性は何だろう?と考えてみたら、こんなあたりがありました。
- のんびり待てる(短期的に成果を出す必要はない、5~10年のスパンで考えられる)
- 学習的側面もあるので新しいモノを試せる
ということで、大きな指針としてはこう考えました。
- 初年度は「いろんなものを試してみる(口座を開き、運用可能資産の5%ずつくらいを投げ込んでみる)」
- デイリーで取引して成績をあげるよりは、とりあえず「成績は月単位でチェックする程度として、1年放置+その結果で判断する」
- あくまで(その運用方式の扱いやすさ/タイムシェアの確認も含めた)トライアルの1年なので、レバレッジはかけない(大きすぎるリスクは取らない)
そんな考え方で、時間ができたときにちょこちょこネットや書店で情報収集すること2ヶ月ほど。その結果、何となく試したいものとして以下が出てきました。
【NISA枠での投資信託】
- そもそもとしてNISA枠(2023年までもらえる非課税枠。毎年120万円まで)は使った方がお得。値上がり益や分配金には通常20%程度かかる税金が非課税に
- NISA枠は長期投資に向いている(短期売買するとその金額が全てカウントされるのであっという間に120万円に達してしまう)ので、今回の「長期的スパン」の考え方に相性が良い
- (たまたま)既にネット証券会社に口座があったので、その会社でのNISA口座開設の手間だけで済む
- 株式投資は正直自分で一つ一つチェックして「ある程度正しい」選択をできる自信はない。それよりも手数料がかかっても投資信託である程度「任せる」方が良さそう(な気がする)
- 実際に使ったのはMonex
【ロボアドバイザー】
- いわゆる自動運用サービス
- 自分では検討しきれない、「金」や「債権」まで含めて幅広いラインナップから自動でポートフォリオを組み、それぞれの値動きに合わせて事前に決めた「リスク許容度」から運用してくれる
- これらの会社の独自アルゴリズムによる「自動運用」が売りなので、(手作業的な=人件費が多大にかかる)証券会社の手数料2-3%と比較して手数料が安い(1%)
- 「THEO」と「WealthNavi」が大手2社、WealthNaviは特に業界内で大手と呼ばれている様子なのでこれを使ってみる
【BitCoin】
- 言わずとしれた「仮想通貨」(の一つ)
- 2009年から運用が開始され、日本では特にマウントゴックス事件で社会的に認知が広がった
- expedicaやdellなどの企業がビットコイン支払いを可能としており、日本でも徐々に導入が始まっている
- ユーザー(投資者)は主にアメリカ/中国と言われており、特に中国については政府の規制の情報が流れるたびに大きく値動きする
(はい、新しもの好きです。笑)
他にもいくつか試したいものはあるのだけれど、実際にこれらを一つ一つやっていくと、やっぱり口座開設とか結構手間。なので、今の所この3つくらいに留めています。
今実は既に始めてから数ヶ月経過しているので、運用成績も見られます…ちょっとぼかして、始めてから今まで(3ヶ月経過後)の伸び率だけ出そうかな。
結論で言えば、この数ヶ月では圧倒的にBitCoinの価値が上がっていったので、それだけで数十万円の利益が。ドキドキ汗。
投資信託、ロボアドバイザーも数ヶ月で3~5%程度伸ばしていて、悪くはない。というか、やっぱり銀行貯蓄に比べてやってよかった、というのがリアルな実感。
このビットコインでの収益は完全なビギナーズラックとも言えるけれど、「ビットコインも含めて、複数の新しい資産運用方法を試してみよう」というやり口自体がうまくいった、と考えれば、よしよし、anemogよくやったぞ、と自分を褒めたくなります。笑
まぁ、実際はこのビットコインの値動きが思った以上に激しく、「1年ほっとく」というスタンスを取れなかったせいで本来(放っておけば)得られた成果も数十万円分あって、且つデイリーで値動きを見てしまうことで思った以上に時間を取られてしまったという反省点もいくつか。このあたり、今後のエントリーで値動き+実際の運用状況と合わせて整理していきます。
コワーキングスペースを使ってみた
近年は正社員として働く我が身ですが、世の中では副業を促進する動きも活性化してきています。政府レベルでも「副業解禁促進に向けた官民意見交換会」が開催されたり、企業レベルでも、IT系の会社の他、ロート製薬や日産あたりが副業推進派として話題にのぼります。
確かに、収入源を一つに集中するという日本の雇用契約(とそれに従わざるを得ない文化的慣習)はいわゆる「大衆」の生き方·働き方には合致するところだとしても、それではどうもうまくいかない外部環境·社会環境になっているわけで、この流れは不可逆的に進みそうだな、と。
色んな職や環境を渡り歩いていきたい、という自分にとっては嬉しい追い風。(逆風を進む方がレア度が上がって自分の相対的価値が上がる、という理論もあるけれど、そこまで強くないので…汗)
ということで、副業をするか否かはともかく、「収入源を増やす」という試みは進めて行きたいと思います。
実際にやっていることは、資産運用だったりブログだったり不用品売買だったりとフツーのことから手をつけていますが、今回は、そういった作業をするにあたっての「場所」の話。
都心の狭いマンションで子育て世帯をやっていると、どうしても家の「外」に作業場がほしくなる。普段はカフェで短期決戦型で作業してもよいのだけれど、たまーに半日作業に当てられる日がある、というとき、カフェだとどうもそんなに長時間いられないぞ、ということで、別の場所を探すことにしました。
そこで使い始めてみたのが、一時期話題になっていた「コワーキングスペース」と呼ばれる空間。
Wikiさんによると;
コワーキング(Coworking)とは、事務所スペース、会議室、打ち合わせスペースなどを共有しながら独立した仕事を行う共働ワークスタイルを指す。通常、在宅勤務を行う専門職従事者や起業家、フリーランス、出張が多い職に就く者など、比較的孤立した環境で働くことになる人が興味を持つことが多い。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0
2010年前後?に話題になって雨後の筍のようにたくさん「コワーキングスペース始めました!」というリリースを見る時期が過ぎ、なんとなく自然淘汰が進んでいたのかなという印象があったけれど、果たして今検索しても、大量にヒットするというよりは、(都内では)大手チェーンがいくつか見られる+1店舗だけの個人事業的なものが4-5駅に一つ、くらいの印象。まぁ、その辺は「東京 コワーキングスペース」とかで検索すればすぐ出て来ます。
まぁ、そんな中ですが、とりあえず手近なところで二つほど見てきてみました。月額定額の会員制というところは外して、1時間からすぐに使えるドロップインOKの場所、で、例えばこんな二つ。
(注:正確な情報はそれぞれホームページから確認してね!あくまで(ほぼ)記憶と印象で書いています)
御茶ノ水駅から秋葉原方面に歩いて5分くらい?の場所にある、GrinSpace。
1日利用で1500円。あれ、新規会員登録で100円とあるけれど、払ったっけ… まぁ、いずれにせよ、月額料金とかはかからない使い方が可能です。
オープンな感じのフリースペースに加えて、会議室もあり。GrinSpace一日利用の人は30分500円で借りられるのは結構魅力。
平日に何度か訪れたところ、だいたい5-10名くらいが使っているくらいの印象。なのでほぼいつでも予約なしで使える。いや、でもこれだと逆に収益性大丈夫かな…と不安になったけど。空間的には落ち着いた雰囲気でいい感じです。
池袋駅東口から徒歩10分くらい。
1日利用で1800円。1ヶ月使い放題だと15,000円/月。3階のオープンスペースと7階の会議室スペースあり。
オープンスペースはカフェみたいな雰囲気。こちらはGrinSpaceよりもユーザーが多いみたい。常連さん=月額会員も多そうで、全体的にフレンドリーな空気が漂っています。駅から若干遠いというデメリットを除けば、フツーに仕事に使いやすい場所。
以下、実際に両方使ってみて、比較というよりは全体的にこれらの「コワーキングスペース」から受けた印象ですが;
ユーザー層が幅広い!
- 元々は、何となく20代独身男性IT系、というようなセグメントが使う場所だと思っていたけれど、実際に来てみると、もちろん20代前半がやや多めな印象だけれど、半数以上は30代以上。50代、60代と思しき人もチラホラ見えます。あと3割くらい女性。
- ただし、職業的に幅広いかというとそこはそうでもなく、ときどきスーツ姿の営業職っぽいサラリーマンも入ってくる以外はどうもフリーランスの人たちに見えます。翻訳作業をしていたり、Affiliateっぽいことをしていたり、Web制作をしていたり。
- このあたりは土地柄とか値段設定で変わるから一概には言えないけれど、これはコワーキングスペースのユーザーが(デモグラ的に)幅広い、というよりも、フリーランスで働く、あるいは小遣い稼ぎをする人たちの層が(デモグラ的に)幅広い、という解釈が正しいのかな。
「コワーキング」感のなさにびっくり
- コワーキング、というコンセプトからは、そこに集まった(元々は)何の関係もない人たちが会話できたり、仲間を見つけられたりという、西海岸的なオープン感をもわっと想像しちゃいがちですが、誤解を恐れずに端的に言えば、「仕事のしやすいカフェ」です。空港のラウンジと言った方が近いかな。皆静かに黙々と作業。たまに見かける二人連れのミーティングテーブルを使っている人たちも、ひそひそ声で話す感じ。こんな場所で初対面の人に声をかけたら、ナンパだと思われて周りの皆から注目浴びます。
- いや、この空間はこの空間でありがたいので(後述の意味で)、悪い意味で言っているわけではないのだけれど、ただ「コワーキング」ってどんな意味なんだろう。と考えさせられます。
- 逆に「オープンさ」や「カジュアルさ」を備えた、「コワーキング感」のある空間ってどうやって作れるんだろう。例えば御茶ノ水のGrinSpaceは入店時に借りるストラップが緑と青の二種類あって、一つは「話しかけないでね」ストラップ、もう一つは「話しかけていいよ」ストラップとなっていたり、店内に「すれ違いボード」という手書きメッセージを残せるボードがあったりと、出会いを誘発するような仕掛けもあったけれど、どうも機能している気がしない(当然ないより良いけど)。例えば誰でも気軽にプレゼンし始められるような仕掛けがあると良いのかな?会員同士が集まれるプラットフォーム(例えばfacebookのページでも)があって、そこでの施策がオフラインでも連動していると良いのかな?物理的な空間の作り方もポイントかも。
- いずれにせよ日本で「コワーキング」を謳う空間全てが悩むポイントな気がします。うまく解決しているところもあると思うけどね。今回は2箇所しか体験できていないのでサンプル不足。でも都心で「コワーキング」で見つかる場所は、概ねこんな雰囲気だと思います。
2時間以上作業する上では快適
- カフェでは2時間もいると「トイレ行きたい…」「お腹減った…」「さすがにもう一杯コーヒー頼まないと申し訳ない…」「隣のお姉さんたちうるさい…」「前に座ったあの人がイケメンすぎて集中できない…」と言った悩みが生じてきますが、そうした悩みは無用なのはありがたい。PC置いてトイレに行くのも問題ないし、スタッフに声かけてちょっと外にお昼に、というのもあり。軽食を食べてる人もいる。何なら席で仮眠しても問題なさそう(しなかったけど)。そう考えると、カフェ以上、ネカフェ未満な緊張感と心地よさなのかな。
- ただ、Skype会議や電話会議をこの場でやるのは難しいです。5分10分程度、小さな声で、であればOKですが、それを超える場合はちょっと外に出るとか、別途会議室を借りるとかが必要。
さて、ではこの「コワーキングスペース」という業態が今後どうなるのか。
サンプルたったの2件、定点的に見ているわけでもなく両方2-3回使ってみただけというのは業界全体のトレンドを語るには全く無謀なベースですが、とはいえ、副業やフリーランスが増えて行くという前提で捉えれば、それらの人たちにとって価値がある場所としては言えそうだなぁ、と。
ただ、その価値は「コワーキング」というコンセプトが体現されたことによる価値という気がしないのが残念なところ。実際、「コワーク」って必要なんだろうか?いわゆる「コワーキングスペース」は、物理的に同じ場所にいることによって生まれる新しい意味が求められる場合その意義がありそうだけど、この場所を使っている人たちを見ると、「コワーク」している人たちはPCの向こう側の人たち。クライアントであり、同僚であり、部下であり、ユーザーであり。
まぁ、「コワーキング」は、単に(自分みたいな新しもの好きを引き付けるための)集客ワードであって、実際の使われ方は違っても良いのよ、という考え方でもいいのだけれど。
超雑ですが、眠くなって来たので今日はここまで。
「砂漠 [desert]」についてのまとめ
世界最大の砂漠はどこか?という質問への答えは、サハラ砂漠ではなく、「南極大陸」らしい。
定義上では、砂漠というのは「年間降雨量が極端に少ない(250mm以下) or 年間降雨量<年間蒸発量」の陸地。
日本語で「砂漠」というから「砂」っぽいイメージが付いているけれど、英語では[desert]。ちなみに中国語では「沙漠 [shamo]」。韓国語では「사막 [samag]」。
どうも情報が日本語だけだと整理されていない印象があったので、英語文献含めて少しだけ調べてみました。
「砂漠」の語源は古代エジプト
- 「砂漠」は「desert」の和訳。
- 「desert」は古代エジブトの「見捨てられた土地」「置いていかれた場所」を意味する「tesert」と発音される象形文字が語源。
- 後にこの「tesert」が「見捨てる」を意味する「desertum」というラテン語になり、英語の「desert」に発展。
つまり語源的にはどこにも「砂」というニュアンスはないんだよね。ただ、言葉の発祥がエジプトだったということで(その後の言語的な発展期にも南極や北極は見つかっていなかったため)、desertと言えばアフリカにあるアレね…ということだったのかと。ちなみにヨーロッパ大陸は世界で唯一大きな砂漠が存在しない大陸だとか。
「hot desert」と「cold desert」
- 「desert」は、年間降雨量が10インチ以下(≒250mm以下)という定義があるが、正確には「降雨量」ではなく「降水量」。
- つまり「雪」の形態での降水もカウントされるし、実際に温度が低い「desert」も存在。
- 代表的なのが「Antarctic Desert(南極砂漠)」と「Arctic Desert(北極砂漠)」。南極は平均年間降水量は166mm。
- これらの「雪」で降水する地域は「cold desert」、「雨」で降水する地域は「hot desert」(日本語では「氷雪砂漠」「高音砂漠」に該当)。
- 一般的には(特に「砂」のイメージの強い)日本では、「砂漠」というと「高温砂漠」が想定される。
世界10大砂漠(氷雪砂漠も含めると?)
OVERVIEW of World Desert | ||
Desert | 和訳 | Area (Square Kms) |
Antarctic Desert (Antarctica) | 南極砂漠(南極) | 13,829,441 |
Arctic Desert (Arctic) | 北極砂漠(北極) | 13,726,947 |
Sahara Desert (Africa) | サハラ砂漠(アフリカ) | 8,598,767 |
Arabian Desert (Middle East) | アラビア砂漠(中東) | 2,330,991 |
Gobi Desert (Asia) | ゴビ砂漠(アジア) | 1,294,995 |
Kalahari Desert (Africa) | カラハリ砂漠(アフリカ) | 932,396 |
Patagonian Desert (South America) | パタゴニア砂漠(南アメリカ) | 673,397 |
Great Victoria Desert (Australia) | グレートビクトリア砂漠(オーストラリア) | 647,498 |
Syrian Desert (Middle East) | シリア砂漠(中東) | 517,998 |
Great Basin Desert (North America) | グレートベイスン砂漠(北アメリカ) | 492,098 |
ちなみに、「砂漠 [desert]」と「デザート [dessert]」の発音の違いは、基本はアクセントが前か後ろか、と覚えておきましょう。デザートは食「後」なので、後ろの「デザート」。砂漠は「デザート」。
以上、小ネタでした。
なお、文献こちら。
http://www.bu.edu/remotesensing/files/pdf/344.pdf