anemog and the City

あれも、これも。どこででも。

マーケターとは。




以前とあるヘッドハンターの方から伺った話では、日本企業のマーケターの多くは体系的・理論的にマーケティングのノウハウを蓄積しておらず、マーケティングのプロセスや結果を科学的に検証することができる人も稀だということでした。(日本企業でこれができているのは、化粧品・日用品業界では花王さんくらいだとも言ってました。)

Beauty Science, Beauty Marketing, and Beauty Communication. -美容・化粧の科学とマーケティングと。









広告会社でマーケティングをしていると、多くの会社の「マーケティング部」と接することになる(最近は宣伝部よりも多いかも)。
その経験から考えても、これって正しい気がする。
いつもその場しのぎ的に(その会社特有の)「プロモーション戦略」「価格戦略」「流通戦略」と部分部分を考えていて、汎用性のある「マーケティング」を論ずることって難しいのではないかな。

その会社の中でやっている分には大きな問題は見えづらいけど、例えばこれを海外支社に転用しようとするときに問題が生じる。
結局、(部分的には論理だっていても)全体的には経験則の積み上げ的になってしまっているので、ローカルアダプテーションが難しい。





と、言いつつも、自分も体系的にマーケティングを語れるわけではないことに気がついた。 勉強しなきゃね。