宛名問題
大体うちのオフィスの社員は皆出社時間が遅いので、朝イチに届く郵便物は概ね自分が受け取る羽目になります。
そしてその量が半端じゃない。一人当たり週に一度は何かが届く。というか業務上のものではなく、(私用の)ネットショッピングの品物が届く、という状況。もうネットショッピング天国です、中国。大体毎年1.5~1.6倍くらいにe-Commerce規模は増えている。そもそも小売の販売網(B2B物流)が整う前にネットインフラが主流化し、ネット物流(B2C/C2C物流)がものすごい勢いで整備されたため、日本みたいに「いや、コンビニで買えるじゃん」という状況が発生しなかった(コンビニはないけどネットはある)、という、"Skip Innovation"的なコトが起きている影響ですね。
*"Skip Innovation"…と、勝手に名付けていますが、先進国でのテクノロジーの普及曲線と異なる、「間の部分」をスキップするようなテクノロジーの普及を指します。例えばLandlineの電話が普及する前にケータイが普及したり。普通のケータイが普及する前にスマホが普及したり。アナログカメラが普及する前にデジカメが普及したり(或いはデジカメもすっ飛ばしてスマホが普及したり)。というようなこと。確か専門用語でこの普及の概念を指す言葉があったような気もする。「リバースイノベーション / Reverse Innovation」はちょと近い。
で、うちの会社に届くので多いのは服、小物。そしてたまに生鮮食品(これは(冷蔵庫に入れるべきか迷うので)さすがに受け取り人の社員の妙齢の女性に文句を言ったのだけど、「じゃあ残業ナシにして!」と迫られたので諦めました)。
ま、そのくらい朝の風物詩ということで構わないんだけど(たまに「到着時支払い」で揉めるけどw)、この前届いたのがコレ。
配達のおじさんに「ハイ、サインして」と言われ、一応宛名を(間違いがないように)確認してみたら… オヤ?
なんやねん、「小白兎(ウサちゃん)」って!!
確かに住所は間違いなかったのでとりあえず受け取ったけれど。
その社員曰く、「宛名は何でも届きますから」と。いや、そうだけどさ。そこで遊ぶか。
ということで、そんな感じです、中国。
こういうルーズさを楽しめる人は、ぜひどうぞ。