Fun Theory 2.0
秋葉原で帰宅困難者訓練=「ライブ中に地震!」想定—都
2016 年 2 月 8 日 11:30 JST 更新東京都と千代田区は8日、首都直下型地震により鉄道が運休した場合に備え、帰宅困難者への対応訓練を行った。秋葉原駅周辺など区内5カ所で実施。地震後、帰宅困難者が駅に殺到しないよう情報提供し、安全な場所で保護する手順を確認した。
訓練は東京湾北部を震源とするマグニチュード7.3の地震が発生したという設定で、鉄道事業者や周辺施設の関係者ら約5200人が参加した。
秋葉原の劇場では、女性アイドルグループのライブ中に地震が起きた場合を想定して訓練。緊急地震速報のサイレンが鳴り、会場スタッフが観客に「頭を低くして身を守ってください」とアナウンス。施設の安全を確認後、交通機関がまひしているため場内に待機するよう促した。グループのメンバーも参加し、食料や水を配った。
[時事通信社]
という記事を読んでの雑感レベルだが;
この取り組みが面白いな、と思うのは、防災訓練というなんの面白みもないような、(ともすると)義務的な取り組みが、ちょっと面白くできるような可能性を感じさせるところ。
これ自体では、ライブは形式的に行っているのだろうけれど、もっとライブ色を強めて「ライブも楽しめる」ような形式にしたりすると、新しい。例えば2時間ライブをした後に、最後に防災訓練でフィナーレとか。
コンセプトに昇華してみると、「やりたくないけれどやらなきゃいけない/やった方が良いこと(A)を、エンタメ(B)と結び付けてもっと面白く」。
このコンセプトで言えば、勉強と旅行を結び付けた「スタディーツーリズム」、植林などの自然保護活動と旅行を結びつけた「グリーンツーリズム」みたいなものと近いレベルかも。あ、いや、一時期流行った、色々なモノゴトを「楽しく」することで参加を促す「Fun Theory」かな?(そういえばこのFun Theory、最近聞かないけれどどうなったのだろう・・・)
というように、同じレベルで既存のモノも色々あるように思うけれど、もう少し可能性を感じるので、うだうだ考えてみると…
A: やりたくないけれどやらなきゃいけない/やった方が良いモノ
- 学問/受験
- 仕事/資格
- 社会貢献(寄付、奉仕活動)
- 動物愛護
- 清掃活動
- 筋トレ
- 関係構築
- 教育/介護
- 家事
- ・・・
B: エンタメ的なモノ
- 旅行
- スポーツ
- 食事
- セックス
- 睡眠
- 飲み会
- 音楽演奏/鑑賞
- 芸術活動
- ゲーム/アプリ
- ・・・
というようなものを掛け合わせてみると、色々生まれそう。
食べながらその食の文化や歴史を学ぶ。フードラーニングというコンセプトのレストラン。
20回飲みに来るとソムリエの資格が取れるバー。
家事をアートに(cf.寝相アート)。家事アート共有プラットフォーム。
マラソン向けのクラシックプログラム。42.195km分で名曲1セット分。
子ども向け科学の世界探求旅行パッケージ。
さっきの防災訓練で、防災訓練お見合いパーティー、とかも面白いね。
ま、既にあるものも多いけど。「雑感」なので。
ちなみにこの「女性アイドルグループ」は、「アップアップガールズ(仮)」という名前だそうです。アップアップって。略称「アプガ」。ウィキペディアが思った以上に充実している。誰だ書いたの(笑)