anemog and the City

あれも、これも。どこででも。

古巣をたずねて1マイル。


セグウェイではなく、タクシーで行きました。





遅刻して行ってきました。「デジタルハリウッド大学院 特ゼミ ビジネスプラン発表会」。
8組のプレゼンだったんだが、結論から言うと、非常に面白かったです。 4時間の意義は十分あったね。 デジタル×クリエイティブの世界観を見させてもらいました。
あと、プレゼン全体はともかくとして、見せ方の一要素として、「デモ映像」がすごく上手いグループが数件。 え、これホントにまだ立ち上がってないの?のような。




ちなみに参加グループはこんな感じ。

【1】インターネット政治広報
【2】定年生きがい起業塾「現役スタイル」
【3】人と人をつなぐインターネットコミュニティ
【4】こどもプランナー
【5】タイ王国向けモバイルビジネス
【6】インターネットを活用した地域活性化
【7】Technology Education Project
【8】人気稼業の成功支援ツール「fandom」


詳細はデジハリホームページへ。
2008年度デジタルハリウッド大学大学院
『特ゼミ』ビジネスプラン発表会




昨年は行っていないから分からないんだけど、最近はホントに「ソーシャルテーマ」が多いですね。
【2】なんてまさに「定年後のセカンドライフのQuality of Life」「超高齢化社会をどうするか」だし、【6】は地域振興/過疎化対策、【7】は教育。【4】も教育だけど、「資源のない国の人的資源による生き残り政策(向けの教育)」かな。グローバルにやってもいいと思うけどね。

「デジタル」×「クリエイティブ」、って冒頭挨拶で学長が話していましたが、「デジタル」×「クリエイティブ」×「ソーシャル」な方向。うん、楽しそうですよ。がんばれー。



総合的には大満足なんだけど、以下、ちょっとだけ勝手に苦言。

◆いくつかは、インターネットの世界に閉じている感じがしました。
ブランディング」と言っているにも関わらず、「こんなホームページ作ります!」というレベルで終わっている感じです。 発信者の気持ちだけで書いている気がします。
「え?ホームページ作れば、ブランディングになるの?」「こんなウェブサイト作っても、どうやってユーザーが集まるの?」というクエスチョンマークが目白押しでした(口だけ達者)。


◆ちゃんとリアルと連動する企画を出してほしい。
結局、「ホームページができて、知り合いから数件受注して、満足!」というレベルで収まっちゃうのではないでしょうか。


◆大学/大学院として、社会的存在意義のある集団になってほしい。
こういうサービスをつくる人をドンドン排出して行くだけでは、このデジタルハリウッドという大学/大学院が、「乱立するウェブサイト群」を更に助長していく、社会悪の源として見られちゃうんじゃないかとも思ってしまうんだよね。
ホームページを作ることは誰だってできるんだから、そういうホームページや、ネット上に既にある情報をどのように整理/価値ある情報群にするか、というところが、デジハリのソーシャルテーマ、or社会貢献なんじゃないだろうか、とか思います。






あと、ちょっと思ったのは、「デジハリ」の競合は「カヤック」なのではないでしょうか。

【今日のリンク】
面白法人カヤック
http://www.kayac.com/
「面白法人」と銘打っている、変な会社。
「何をするかより、誰とするか」という考えを持った組織です。
ホームページを見るだけで、たのしい。