anemog and the City

あれも、これも。どこででも。

加法・減法

日本の携帯電話端末は、カメラの画素数を高め続け、薄さで競い合い、ワンセグ機能は当たり前の世界に入っている。使い勝手より、高い機能を優先してきた。端末メーカーは通信事業者から半年ごとに新機能を要求され、さらに何種類もの端末を作らなければならなかった。次々に新しいものを作り出すため、端末の寿命は短くなる。

 この構図が問題なのは、端末の進化が「足し算」で出来上がったことだ。従来の機能を捨てずに積み上げてきたため、iPhoneのような従来の発想とは全く違う端末は生まれにくい。伊藤社長は「新規参入の台湾勢などが思い切った製品開発に踏み切れるのに対し、日本では難しい」とこぼす。
 - 日経ビジネス 2008/07/28


こんなユーザーばかりの国だから、技術のlittle innovationがコンスタントに発生する。
こんなユーザーばかりの国だから、時々ガツンと手痛い目にあう。