anemog and the City

あれも、これも。どこででも。

韓国軍のおはなし

若干古い話になるが、北京オリンピックの野球で韓国が日本を破ったときの韓国選手たちの喜びようは凄かった。
「韓国のアスリートはオリンピックでメダルを取ると兵役が免除されるからなんだよ。だからあんなに喜んでいるんだよ」ということらしいが、事実、徴兵制度は韓国人の悩みのタネ。アメリカに留学中も、韓国人留学生の多くは「韓国戻ったら、軍隊に入らなきゃいけないんだよね…」と、卒業を控えるにつれて憂鬱度が上がっていっていた。


てな話を友人としていたら、軍隊でも何かしらの能力のある人は優遇を受けられるらしい。
例えば、日本語を話せる友人がいたらしいが、その人は「傍受した北朝鮮の要職の人たちの会話(韓国に傍受されても理解させないため?に日本語を使っているらしい)を翻訳して報告書に纏め上げる」ことをしており、部屋や扱いも一般兵よりも良いものだったそうな。



それにしても、毎年毎年全国民から入軍者が出てくるわけだから、その数はすごいのではないか。
単純に考えると、総国民数5000万のうち男性が2500万、10歳刻み(0代〜50代と仮定)だと各約400万人、各年齢はその10分の1で約40万人。毎年40万人が新しく軍隊に入っている(+出ていっている)、ということになる。

スゴイ数だ。
これを管理している政府もすごいが、これはある意味大きな市場だ。
毎年コンスタントに発生する40万人をターゲットにしたビジネスもあるのではないか。


例えば英語学校でも、「軍隊向け英語」講座、とかあるのかも。これさえ知っておけば、軍隊で優遇されますよ、という。普通の日常会話英語・アカデミック英語を知っていても軍隊ではほとんど役立たなかったりするが、この講座を受講すれば、軍隊用語も理解できます、とか。



面白いかも。



注:
Wikipedia "韓国軍"には「現有総兵力は69万人、うち陸軍56万、海軍6.8万人、空軍6.3万人、予備役380万人」とある。予備役は、「普段から軍隊に組み込まれ営中で生活する現役軍人(常備)に対して、一般社会で生活をしている者」らしいので、徴収兵には当たらない。各軍の内訳は、
■陸軍
  兵力:56万人
    徴集兵:15万人
    特殊技能兵(陸軍募集兵):22.4万人
    その他職業軍人:18.6万人
■海軍
  兵力:6万7千人
    海兵隊2万5000人
    徴収兵1万9000人
■空軍
  兵力:6万3千人
    (内訳無し)
なので、徴収兵は空軍を除くと約17万人。毎年の入軍義務発生者を40万人とすると、兵役が2年間なので80万人いるはずなのだが、その4分の1、という計算になる。
お。どこかで計算を間違えたか、それとも計算に入れなかった「兵役免除者」の数が想像以上に大きかったか。まぁいいや。



さぁ、さっさと仕事して、CPAの資格の勉強でもしようかな。




【今日のリンク】

wikipedia "韓国軍"
今日のネタもと。


Photos that Changed the World
「世界を変えた写真」集。
ピューリッツァー賞写真部門で受賞した写真とかも。
歴史の教科書や、報道などで見た記憶があるものが結構あります。
写真のチカラ。


【今日のエクササイズ】

駅から会社までのウォーキング。これをエクササイズとしてカウントし始めるとは、ヤバイ。


【今日のエサ】

駅近くの中華料理屋。予想以上にヒドかった。
コーヒーで口直し。