anemog and the City

あれも、これも。どこででも。

広告も変わったねぇ。

言わずと知れた、天野祐吉さんの著ですが。


想像以上にいい!

ブログで書評を読んで読んだ気になることが多い最近だが、これは買ってよかった。
付きまくり、Dog Ear。


短い通勤時間でしか読まないようにしているからまだ全部読めていないんだけど(苦笑)、幾つか気になったところを載せます(ちょっとだけ)。


マーケティングというのも、本当は調べることがすべてじゃなくて、調べてそこから企てることをいみするんですよね。(中略)そういう姿勢で取り組めば、やっぱりキーワードが必要になってくるし、表現性も出てくるんです。実際に優秀なマーケターは、みんな魅力的な言葉を持っているし、企てることも表現することもできますよ。

基本的なところなんだけど、ちゃんと意識していることがなかったなぁ。(若手だから、許して。)

そういえばあのプレゼンも、あの報告会も、ディレクターは私の企画書のコトバを直しまくってた。
てにをはレベルどころか、行間、文字間レベルを。。。


やっぱり先人たちから学ぶことはまだまだ沢山ある。
でも、見てるだけじゃ、学ぶべきことに気が付かないこともある。
同じ事象を、見て、読んで、聞いて、さわってみる。時間が許せば、書いてみる。話してみる。

仕事のためにも、自分のためにもなることだなぁ。

中島さんはやっぱり、2ヶ国語しゃべれる人なんです。生産者語と消費者語のバイリンガル。生産者語しか話せないと消費者には伝わらない。消費者語だけでもね、商品の知識がなにもなくてしゃべるわけにはいかないでしょう?

消費者語ってことば、いいなぁ。
多分関西弁、テキサス訛り、幼児語と、色々あるんだろうね。
もっともっと、色々なフィールドに立ち入らないといけない。

広告には、大きく分けて3つの情報があると思ってる。商品についての情報を伝える「インフォメーション」、使った人がああだったこうだったと感想をいう「レポート」、企業が自社の考え方を生活者に伝える「オピニオン」。広告は、この3つがぐちゃぐちゃと混ざりあってできていると思うんですよ。

うーんなるほど。そういう視点もあったか。


いや、もっと沢山読むべきところがあります。
広告に関わる人みんなにオススメ。
私なんぞがオススメしても、販売数は増えないかなぁ。




と、ここまで書いていたら、テレビで経団連御手洗さんが記者会見をしているシーンが現れた。
テロップは「ベア、厳しい」
・・・Bear?かと思ったら、「ベースアップ」らしいです。
ベアって略すか、普通?